会社案内Company

静岡大学ベンチャー企業/静岡大学

会社概要

会社名
株式会社eZovインターナショナル
創業
令和4年10月
設立
令和4年10月
資本金
200万円
代表者
代表取締役社長 鈴木 雪子
役員
取締役 下村 勝
所在地
静岡県浜松市中区城北3-5-1 静岡大学インキュベーション施設217室

私たちのチーム

Yukiko Suzuki Photo
鈴木 雪子
共同創業者 代表取締役
Masaru Shimomura Photo
博士(工学)下村 勝
共同創業者 取締役(元静岡大学教授
Takeyuki Suzuki Photo
鈴木 猛介
顧問
Harish Santhana Photo
博士(工学)サンタナ ハリッシュ
静岡大学学術研究員として協力予定r
Ushan Kulathunga Photo
博士(工学)ウシャン クラトゥンガ
チーフエンジニア
Thisari Gunathilaka Photo
博士(工学)ティサリ グナティラカ
エンジニア

企業理念

ビジョン

「私たちは、ナノ構造を活用した先端的なコーティング技術を通じて、製造業界に革新をもたらし、世界中の製品に付加価値を提供します。」

ミッション

「私たちのミッションは、テクノロジーを駆使して製造業界に変革をもたらし、他の企業との協業を通じて優れた製品を提供することです。」

価値観

  • 先端性と革新性: 私たちは常に最先端の技術とアプローチを追求し、製品やサービスの革新を推進します。
  • 協業と連携: 他の企業との協業を重視し、パートナーシップを築きながら業界全体の発展に貢献します。
  • 進取の気持ち: 挑戦を恐れず、常に前向きな姿勢で新たな可能性に挑みます。
  • 自主性と創造性: 社員一人ひとりが自主的に行動し、自らのアイデアを活かして企業の成長に貢献します。
  • 品質と信頼: 我々の製品は常に最高品質であり、お客様からの信頼を築きます。
  • 持続可能性: 環境への配慮と社会的責任を重視し、持続可能なビジネスモデルを追求します。
  • 成長と学び: 常に学び続け、個人と組織の成長を促進します。

これらの価値観に基づいて、私たちは製造業界における先駆的な存在として、持続的な成長と革新を実現し、世界中のお客様に価値を提供していきます。

沿革

2022年10月
静岡大学発ベンチャー企業として設立
2023年6月
令和5年度大学発ベンチャー事業化加速・推進事業費補助金決定
2023年10月
Fuse on challenge2023 のファイナリストに選出
2023年10月
Photonics challenge2024 のファイナリストに選出
2024年2月
Photonics challenge2024 のオブザーバー賞を受賞
2024年3月
Fuse on challenge2023 の最優秀賞・やらまいかアワードを受賞
2024年6月
Tech Planter のファイナリストに選出
2024年7月
浜松いわた信用金庫賞・リアルテックファンド賞受賞
2024年10月
ニュービジネスコンテクストのファイナリストに選出
2024年10月
SDGS登録システム登録
2024年11月
ニュービジネスコンテクスト大賞受賞
2024年11月
グッドアピール賞受賞

都道府県補助金

静岡県
2023年度大学発ベンチャーの事業化促進推進事業費補助金
浜松市
2024年度新産業創出事業補助金

事業内容Business

水に対するテクノロジー

私たちは、ナノテクノロジーを用いて水を浄化するためのソリューションを提供します。ステンレスメッシュ等の金属ファインメッシュの表面に、光触媒である酸化チタン等のナノ結晶を成長させることで、1本1本のワイヤを均一にコーティングすることが弊社の技術の特徴です。ファインメッシュに対して、水などの液体が透過する際、ナノ結晶と流体中の物質との接触確率が高く、触媒作用を最大限に活用することが可能です。
特に結晶成長様式を制御することで、大表面積かつ液体の透過性能の高いメゾスコピック構造1)を形成させ、臭いなどの分子スケールからウィルスや菌などを対象にした化学反応を効率よく促進します。抗菌・抗ウィルスだけでなく、耐熱性・耐酸性・耐アルカリ性の被膜でコーティングする技術も有しています。

1)メゾスコピック (mesoscopic)構造 とは、巨視的(macroscopic) な構造と微視的 (microscopic) な構造の中間サイズの構造のこと。10 – 100 nm程度のサイズの構造を指すことが多い。

空気に対するテクノロジー

当社の特殊形状光触媒コーティング技術を利用し、空気の浄化のためのソリューションを提供します。
臭い分子等の分解、抗菌・抗ウィルスを目的とする、光触媒を用いたコーティングは弊社の技術の特徴です。ナノチューブ型酸化チタンによるステンレスメッシュコーティングに加え、酸化チタン微粒子を含むゾル(酸化チタン微粒子の分散液)による、噴霧式・塗布式コーティング剤も順次販売予定です。

技術相談

弊社の製品を組み込んだ機器を開発する際には、その特徴を活かすための技術相談を有償で受け付けています。また、簡単な技術情報は無償提供しますので、ご相談ください。

製品紹介Products

光触媒フィルター『eZov』| 新しい 無光触媒フィルター [eZovSP] | 触媒機能を有するコーティング剤

空気と水を美しく!
高効率 光触媒フィルター『eZov』

新開発!広大な表面積で光触媒作用が飛躍的に増加
有機分子の分解効率が
大きく向上※

※既存の平面の光触媒と比較した場合

既存の酸化チタン

既存の酸化チタンは、平面に塗布。
風は表面上を流れる。
酸化チタン部分に触れた瞬間だけ分解。
閉空間で分解に時間がかかる。

eZovの酸化チタン

eZovの酸化チタンは、メッシュ上に生成。
風はメッシュを通過する。
ナノ構造でウィルス・においを捉えて離さず分解。
開空間でも短時間で分解。

メッシュ状の金属(ステンレス)にナノ構造の酸化チタンを成長させることに成功。
いままでにない高効率の光触媒フィルターが誕生しました。

ステンレスメッシュ(電子顕微鏡写真)

線径100μmのステンレスメッシュの拡大写真

線径100μmのステンレスメッシュの拡大写真

線径100μmのステンレスメッシュの上に光触媒(針状の酸化亜鉛/酸化チタンナノ構造)を均一に成長させた拡大写真

線径100μmのステンレスメッシュの上に光触媒(針状の酸化亜鉛/酸化チタンナノ構造)を均一に成長させた拡大写真

酸化チタン/酸化亜鉛ナノ構造被膜を付加したステンレスメッシュの特徴

上は弊社の製品である光触媒付加ステンレスメッシュの電子顕微鏡写真です。
光触媒である針状の酸化亜鉛/酸化チタンナノ構造がステンレスメッシュに満遍なく付加されています。これは、外から粉末を塗布する方法ではなく、化学反応によりステンレスメッシュ状に光触媒構造を自己成長させていますので、対象とする流体や、流速に合わせて、さまざまな形状のメッシュなどの構造体に光触媒の被膜を付加することが可能です。
一般的な光触媒は10ナノメートル程度の微粒子が凝集している多孔質構造であるため、孔の奥の方までは有効に活用できていない場合がありますが、この針状の特殊構造による光触媒は、深い部分まで分解させたい分子やウィルス等が移動するまでの時間が短く、有効表面積が高い点も大きな利点です。
また針状構造の太さが1ミクロン弱であるが故に、数100nm程度のウィルスを捕まえやすい構造を元々持っており、ウィルスを付着させた状態で分解していくことが可能であると予想されます。(現在、ウィルスを用いて検証中です。)

空気や水の「ウィルス・菌・化学物質+臭い」の課題を光触媒で解決!
しかも、自然光で作用するので電力供給が不要!
(医療機関・公共施設・畜産事業者・工場の課題、モビリティーの課題などを解決します)

eZovのメリット
  • 換気のみでウィルス除去ができる。
  • 自然光を利用するため電力が不要。
  • 定期的なフィルター交換や清掃も不要。
  • 金属製なので防犯性が高い。
  • 既存の光触媒フィルターよりも、分解効率が高く、製造コストが低い。
例えばこんなシーンで
  • 人も、畜産においても、ウィルス感染を抑制したい。現状は換気が基本で、コストを掛けて消毒を実施。
  • さらに、空気清浄機で対応しており、より簡便に感染抑制を行うニーズがある。
  • 自然光を利用するため電力が不要。
  • 空気清浄機のHEPAフィルターは一定時期に交換が必要なので、その手間を無くしたい。
  • HEPAフィルターは閉じた空間でのみ有効だが、換気しながらウィルスを除去したい。
  • 現在の網戸では防犯上の不安があるが、防犯を気にせず換気をしたい。